2013年2月20日水曜日

第八回代表者会議が開かれました

去る2月8日の金曜日に第八回の代表者会議が開催されました。ところで、学保連代表者会議に毎回出席している人でも無ければ『代表者会議って何?』と思われるかと思います。『学保連とは何か』、『代表者会議とは何か』については、このブログの資料室にある勉強会・説明会でよく出てくる、用語・略語集201209がわかりやすいです。おすすめです。

いつも言うのですが、『小金井市学保連=小金井市学童保育所連絡協議会』は小金井市の学童保育所の9つの父母会の集まりで、小金井で"学童"に子どもをあずけている父母はみんな学保連のメンバーなのです。そして9つの父母会から代表者を出して月一でミーティングをしています。これが代表者会議。(さらに、各父母会から1名+指導員+行政側の担当者で『運営協議会』と言うのを別に月一でやっています。)

小金井市の学童保育所は市による直営でやっていて公設公営と呼ばれるスタイルです。施設の建て替え等の大きな話題から、障がい児対応に関すること、日々の保育での問題や提案、いろんな項目について学保連代表者会議では話し合っています。また父母会運営についての情報交換も大切な役割です。

今回は、前回に引き続きひとつの学童父母会から出された夏休み期間に仕出しお弁当を導入したいと言う提案についてまず話し合いがありました。この父母会としては全父母会と共同歩調をとって協議会にも上げてほしいとの意見でしたが、全体の意見はもう少し慎重でした。市の財政がきびしい中、プライオリティをつけてやっていくしかなく、基本的にはどうしてもケアが必要なもの以外の一般的な要望についてはまずは自助努力で。緊急時対応については別枠の構えで、と言うのが全体的な流れと思います。(緊急時対応を平時の構えでやるとどうしてもマージン多くなりコストを圧迫してしまう) お弁当問題に関しては、急な出張等でお弁当作りが本当にきびしいときはコンビニ弁当でもみんな理解してくれるよ、と言う意見も多々出ていました。

こうした考えは、


  • 市が公的な責任をもって運営 し
  •  男性指導員含むベテラン指導員を維持出来ている 
  • 父母が関わり、父母・子ども・指導員が顔の見える関係を維持出来ている

この現在のいい状態を残したいと言う考えがあるからだと思います。民間が悪いとは決していいませんが、コストダウンにフォーカスした民間への委託をしてしまった場合、皺寄せは良心的な業者サイドに来るか、子どもに来るか、のどちらかです。今のいい状態をどうやって引き継いでいくのか、そこが毎年の代表者会議の念頭にあると言えると思います。

この問題の話の後には学保連主催の障がい児を持つ親御さんたちとの意見交換会・懇親会の報告がありました。かなり中身の濃い意見交換会で、報告には全員が真剣に聞き入っていました。


文責 広報部 伊藤 渉