2015年8月12日水曜日

1ダース分のひとり言 第九話「学保連ってなんだ?」

■学保連ってなんだ?

ぼくが初めて学童に足を踏み入れたのはほんの2年前だ。市内9学童が集まる学保連というのがあって、そこに顔を出すとたちまち別府さんにアルコール漬けにされるという巷の噂は本当だった。というか別府さんと同じ学童のぼくは、すでにたけとんぼできれいに丸ごと浸けられていたのだが・・・

学保連のことを知るにつけ、職業も年齢もバラバラで市内全域をカバーするコミュニティであるこの集団がとても楽しい集団であると思い始めた。そして、ここに集まる人たちが子どもたちを通して未来を語っていることにすぐ気付いた。「運営基準」「運営協議会」とこれまでみてきたように、ずっーと昔から学保連の父母たちは、現状を踏まえながら未来のことを語っているのだ。

さて、小金井市学童保育連絡協議会(学保連)は市内9学童保育所の父母会の連絡組織です。ってことだけで学保連の説明は終わらない。なかなか奥深いのだ。

学保連の集まりは代表者会議と称して、原則毎月第二金曜日の19:30~21:45に開催されている。2時間程度の枠の中で各学童父母会長の活動報告、広報部、運動会部、研究部からの報告、会計、三多摩連協、保問協、子ども子育て会議、50年誌、運営協議会からの報告、事務局からの連絡とてんこ盛りの会議となる。ほとんど報告だけに終始してしまうため、その後の本会議「やるき」で熱い議論が飛び交うことになる。

その他、スピンオフ会議として代表者会議のおおよそ一週間前に事務局・協議会合同会議開催、その後の本会議は「華縁」、運営協議会は月末開催、その後の本会議は「まさや」と、たいへん忙しい。ちなみに運営協議会以外の各種会議、及び本会議は誰でも参加できる。出口のことは知らないが、入口は開きっぱなしだ。

今年度の学保連の代表者は62名いる。代表者会議には40名近く集結する。そして、今年度は母が多く、女性父母会長が9学童中5名いる。ちなみに昨年度は1名だった。女性が輝きまくる今年度の学保連で父たちはジリジリと押されつつある。なのに、母たちが本会議に来ない!と藤井事務局長は嘆く。岩のような顔をした前野が難しい顔してにらみ倒すからだ!とか言って、もはやいいがかりである。「ホトケのマエノ」と言われたワタクシが羊並みのやさしさをもってお話しを伺わせていただくので、輝きまくる女性のみなさま、ぜひ本会議へ!

あえて付け加えておくが、アルコールは決して必須ではない。ノンアルの志水さんなんかウーロン茶三杯目ぐらいでどういうわけか完全に目が座り、最後はだれよりも熱く語っているのだ。とにかく、ここに参加するひとりひとりの「コトバ」が学保連を動かしている。

さて、ぼくたちは「学保連」という財産をどのように維持・発展させていくことができるのだろうか?


参考
別府さん:2012年度たけとんぼ学童父母会長、2013年度学保連会長
志水さん:2014年度さわらび学童父母会長、2015年度学保連事務局次長


前野武彦